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超不釣り合いな格差ロマンスの行方は? 意外と深い逆シンデレラ・ストーリーの見どころ

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大統領候補のスーパーウーマンを演じられる女優はただ一人

ジョナサン・レヴィン監督「主人公フレッドは物語の冒頭で、あまりにも自説を曲げないという理由からフリーペーパーのコラムニストとしての仕事を解雇されるんだ。その後彼は、資金集めのパーティーに出席していた国務長官のシャーロットと偶然にも再会し、自分が無職だと知らせる。その時彼女はちょうどスピーチライターを探していたんだ。なぜなら、スピーチにもっとユーモアを入れて改良する必要があるとアドバイスされたから。仕事を依頼する相手として一見ふさわしくないものの、彼女は自分の人生に何かが足りないと分かっていたからフレッドを雇うことにするのさ」

セス・ローゲン「シャーロットのようなスーパーウーマンを演じられる女優は1人しかいない。だからシャーリーズ・セロンとしかこの映画をやりたくないと思っていた。彼女をキャスティングできるまで7年もかかってしまったよ」

シャーリーズ・セロン「セスは何か思いつくと現れて、自信たっぷりに自分のアイデアを提案するの。彼は俳優としてだけでなく脚本家としても素晴らしく、ストーリーをよく理解しているわ。そしてコメディとストーリーの重点の置き方を知っている。だから常に信頼できるのよ」

格差ロマンスの核心に込められた共感テーマ

ローゲン「フレッドは物語の冒頭で、シャーロットが優れたリーダーで人柄も良いことに気づく。そこで彼は己のエゴから一歩引いて、もはや自分のことばかりに構っている場合ではないと悟るんだ。シャーロットの主義主張はいつも阻まれ、時として厳しい決断をしないといけない立場。そこでフレッドは彼女をサポートしたくて、あまり役には立たないけど自分が最善だと思うことをアドバイスするのさ」

セロン「シャーロットは歳を取ることに抵抗があり、とても現代的な葛藤を抱えているの。軽い悩みではないわよね。そこに男女問わず共感できると思うわ。それをネタに大笑いできるし、同時に感動もでき、さらにロマンティックな物語を楽しめる作品よ。こうした作品は先を読めるものがよくあるけど、そうならないように努力したの。ぜひみんなに驚いてほしいわ」

レヴィン監督「シャーロットの興味深い点は、あらゆる面において成功し、最高の形で人生を送っていること。でも僕が興味を持ったのは、彼女がセレブリティとしての観点、政治的な観点、そして性別の観点から何に反発しているのかを探ることだった。政治家としてだけでなく、1人の女性が最高の自分になろうともがく中で、何を妥協して何を妥協しないかというテーマを探ることができたんだ。とても素晴らしい機会を与えてもらったよ」

ローゲン「僕は面白い映画や感情的に満足する映画が好きで、恋愛を描くなら憧れが伴うものを作りたいとずっと思っていた。この作品にはしっかりとしたロマンティックなストーリーもあり、つまり子供の頃から見てきて大好きだったタイプの映画を作ったってこと。今まで僕たちが作ってきたどの作品にも匹敵する面白さがあるよ」

レヴィン監督「この作品で挑戦したのは、すごく面白いだけでなく、常套手段に頼らないということだった。そこで、感情的な核心の部分で興味深い作品、そして共感できる作品を目指し、心に訴えることで差別化しようとしたんだ。そして何より、楽しくて笑える作品に仕上がった。あらゆる年齢の男女が劇場へ行き、大いに笑って楽しんでもらいたいね」

(ジョナサン・レヴィン監督、シャーリーズ・セロン、セス・ローゲン)

movie info

作品名
『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019年)
監督
ジョナサン・レヴィン
出演
シャーリーズ・セロン/セス・ローゲン
公式サイト
http://longshot-movie.jp/
2020年1月3日(金)ロードショー

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