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世界的歌姫レディー・ガガが圧巻のパフォーマンスを魅せる!愛と感動のサクセスストーリー

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映画初主演 レディー・ガガの存在

『スタア誕生』はこれまで3度も映画化された物語で、今回ブラッドリー・クーパーとレディー・ガガというフレッシュな顔合わせで見事に蘇りました。

場末のストリップパブで歌っていた無名のシンガー、アリーが、偶然訪れていたロックスターのジャクソンに見初められ、スターへの階段を駆け上がります。やがて2人は結婚しますが、2人の愛情とキャリアは反比例…つまりアリーの人気が急上昇する一方、ジャクソンの人気は落ちていき、才能というのがどれだけ残酷かということが描かれていくのです。

こうした物語に説得力を持たせるには、単に歌えるだけの女優がヒロインを演じるだけでは不十分。この作品はレディー・ガガの歌唱力なくして成立しなかったと言っても過言ではなく、彼女が初主演を果たしたことに大きな意味があります。劇中で使われる19曲の歌には彼女が作曲したものもあり、1曲1曲が素晴らしい!

でもレディー・ガガ以上に推したいのが、相手役のブラッドリー・クーパーです。主題歌でもあるデュエット曲「Shallow」も素晴らしいのですが、冒頭の歌唱シーンなんて「これってブラッドリー・クーパー本人が歌っているの?」と驚くほど、歌唱力でもレディー・ガガと対等に渡り合っています。

また今回は、ブラッドリー・クーパーがクリント・イーストウッドからメガホンを受け継いで監督を務めたと言われています。ライブパフォーマンス、2人の愛情物語、ショービズ界の厳しさなどをバランスよく配分していて、監督ブラッドリー・クーパーとしての腕前も見事です。

(映画ライター 清藤秀人)

劇中の音楽と圧巻のパフォーマンス

この作品で歌われる楽曲はほとんどが映画オリジナルで、レディー・ガガには彼女にピッタリのダンサブルな曲が、ブラッドリー・クーパーにはブルースに根ざしたような曲が与えられています。しかもブラッドリー・クーパーは自分でギターも弾いているのです。レディー・ガガは本職だからともかく、その作り込みに感心させられました。

バーブラ・ストライサンド主演の1976年版『スター誕生』は、女性が売れるのと正反対に男性が落ち目になり、嫉妬が生まれることで2人の関係がギクシャクする物語でした。

今回の作品はそうした嫉妬がない代わりに、アリーが売れっ子になっていく過程でレコード会社やマネージャーに「ダンサーを後ろに従えて踊れ」とか口を出され、音楽性をどんどん変えられていきます。

そして、彼女がやりたかったことから少しずつ変質していく姿を見てジャクソンが「自分を安売りしすぎているんじゃないか」と胸を痛める。つまり、嫉妬ではなく音楽性の違いによって2人の関係がギクシャクしていくのです。こうした物語は音楽がちゃんとしたものでないと成り立ちませんが、この作品ではそこがうまく出来ているなと感じました

(映画ライター 相馬学)

movie info

作品名
『アリー/ スター誕生』(2018年)
監督
ブラッドリー・クーパー
出演
ブラッドリー・クーパー/レディー・ガガ
公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/starisborn/
2018年12月21日(金)ロードショー

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