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名優トム・ハーディが超異色ダークヒーローに!スパイダーマン最大の宿敵ヴェノムの単独主演作

#REVIEW
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凶悪極まりないルックスの人気キャラクター

マーベル屈指のヒーローであるスパイダーマンの宿敵ヴェノムを主役にした、いわばスピンオフ映画です。主人公はトム・ハーディが演じるエディ。正義感あふれるジャーナリストである彼は、巨大財団が人体実験をひそかに行っているという情報を入手するのですが、被験者と接触したエディの体にある物体が含まれてしまいます。

今までのマーベル映画と比べると、この作品はとても異質だなと感じました。『ゾンビランド』などを手がけたルーベン・フライシャー監督は、想像上のクリーチャーに対する偏愛がとても強い。そんな彼と、オスカーを2度受賞したVFXアドバイザーのポール・フランクリンが組むことで、独特の造形を持つヴェノムの異質さが生まれたのではないでしょうか。

『ヴェノム』は今後もシリーズ化していくはずなので、スパイダーマンから派生する新たな世界に今後も期待したいですね。

(映画パーソナリティー コトブキツカサ)

主人公の体に寄生する異色のダークヒーロー

この作品の一番の見どころは、主人公エディに扮するトム・ハーディが織りなすバディムービーとしての側面。

突進しすぎて会社をクビになるほど一本気なジャーナリストであるエディは、シンビオートという地球外生命体に寄生されることで一体化してしまいます。この“2人が1つ”になった状態で、バディムービーの妙が繰り広げられていくのです。

日本の漫画ファンにはお馴染みの『寄生獣』がイメージとして近いのですが、自分の中に何者かが入ってきて共存せざるをえなくなる──こうした今までにないダークヒーローぶりがヴェノムの魅力と言えます。

一本気な正義感のかたまりと、人間を頭から食べてしまう残虐な性質が、どうやって共存していくのか。この“2人”の活躍は、今回まだまだ序の口。これからどんな活躍を魅せてくれるのか、今後をますます期待させる作品に仕上がっていますよ。

(映画評論家 立田敦子)

movie info

作品名
『ヴェノム』(2018年)
監督
ルーベン・フライシャー
出演
トム・ハーディ/ミシェル・ウィリアムズ
公式サイト
http://www.venom-movie.jp/
2018年11月2日(金)ロードショー

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