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クリエイティブな街、下北沢全体を巻き込んだ『下北沢映画祭』。広報担当の木村さんに聞いてみた!

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10月26日(金)~10月28日(日)に北沢タウンホール他にて開催される『第10回 下北沢映画祭』。様々なカルチャーが混在する「下北沢」。将来の有名監督、俳優が集う「下北沢」。このクリエイティブな街で行われる『下北沢映画祭』について広報担当の木村さんにお聞きしました。

映画祭のコンセプトや今年のテーマを教えてください。

《クリエイティブな街、下北沢全体を巻き込んだ映画祭》

下北沢は数々の劇場やライブハウス、服飾店、飲食店などが集積しており、それらを求めて感度の高い、クリエイティブな人々が集まる街です。

また、ギャラリーを併設するカフェやイベントスペースのある小売店が多く点在するなど、街全体が表現活動に非常に協力的であるため、厚みのある様々なカルチャーが誕生しています。

このような街の特長を活かして地域の方々と協力関係を築き、下北沢を代表するイベントのひとつに育て上げ、映像に親しんでもらえる映画祭を目指しています。

今年10回目となりますが、映画祭の成り立ちは?

2007年から2008年頃にSNSなどを中心に有志が集まり、1年余りの準備期間を経て2009年7月に第1回を開催しました。当時下北沢には映画館は2館(現在は1館)のみで、決して映画の街と言えるような土壌ではありませんでしたが、様々なカルチャーが混在する下北沢だからこそ、他とは違う形で若い才能や新しい映画カルチャーを発信できるのではないかという思いから映画祭を立ち上げるに至りました。

現在立ち上げ当初から携わっているスタッフはごくわずかなのですが、「下北沢」という街から「総合芸術」とも謳われる「映画」を発信したい、若く輝く才能を発信したい、というスタッフの強い思いは、立ち上げ当初から第10回に至るまで少しも変わっていません。

映画祭を開催することの「魅力」「おもしろさ」「大変さ」といった点は?

下北沢映画祭の運営は、すべてボランティアスタッフによるものです。スタッフの構成は様々で、会社員、研究職員、学生、若手映画プロデューサーと下北沢ならではの個性あふれる力強いスタッフで成り立っていますね。この個性あふれる「人」が下北沢映画祭の一番の魅力であると考えています。

おもしろさも同様です。いろいろな趣味趣向を持ったスタッフに加え、本祭当日の打ち上げでは、若手映像作家の方や有名映画監督、有名俳優さんも交えての、ここでしか味わえない、まさに「下北沢」の空間が作り出されることがおもしろさです。

大変さは、多士済々なスタッフが集まる一方で、それぞれ仕事や学業に勤しんでおり、全員が集まることがなかなかできないことでしょうか。有志が集って年に1回の映画祭当日に向けて準備を進めていくのはやはり大変なことではありますね。

10回の開催を経て、街やお客様の反応は変わってきていますか?

下北沢では「下北沢演劇祭」、「下北沢音楽祭」など様々なお祭りが開催されています。下北沢映画祭も第10回を迎えて、やっと肩を並べられたのではないかと思います。

というのも、やっと下北沢の皆さんに認知していただいたり、映画業界の方々に知っていただいたりと、努力を積み重ねた結果、「下北沢映画祭」に応募したいという若手映像作家の方の声も聞こえてくるようになりました。嬉しさを感じるとともに、さらに皆さんに魅力を伝えられるようにならなければと感じています。

上映作品や特別企画で特にオススメするものはありますか?

下北沢映画祭は、下北沢という街ならではのカルチャーや特性を生かして、様々な切り口からの企画発信を心掛けています。もちろん全ての企画がイチオシではあるのですが、劇団ゴジゲンの主宰でありながら、『ワンダフルワールドエンド』『私たちのハァハァ』など数々の映画を手掛け、活躍のフィールドを広げ続ける松居大悟監督をゲストにお招きするプログラム「演劇×映画の可能性」。本企画はまさに、演劇の街・下北沢ならではの企画となっています。

映画祭でのおすすめの楽しみ方はありますか?

一番のオススメは、映画祭にご来場いただいた後に、下北沢の街を散策していただくことです。夜遅くまでやっている古着屋さんや、ライブハウスに飛び込んでも面白い。下北沢ならではの人情あふれる居酒屋さんも本当にたくさんあります。下北沢の街の温かさに触れて、魅力を感じて楽しんでいただきたいです。

最近気になった映画や好きな映画を教えてください。

私個人の好みですが、沖田修一監督の作品が大好きです。代表作とも言える『南極料理人』に見られるような「日常の中に潜むシュールな笑い」がたまらなく大好きです。

さらに沖田監督作品の「食」にまつわるシーンは圧巻で、どの作品を見ても、なんともないお弁当や食事の風景がなんとも言えず「美味しそう」と感じさせる秀逸さです。大好きすぎて、下北沢映画祭では自分で企画を立てて、沖田監督にゲスト出演していただいたほどです(笑)。

最新作の『モリのいる場所』でもシュールな笑い、あたたかい食事の風景、ほろっとさせる温もりのようなものが凝縮されたたまらない作品なので、ぜひ皆さんにも見ていただきたい作品です!

映画『モリのいる場所』公式サイト
http://mori-movie.com/

最後に、お伝えしたいことがあればお願いします。

下北沢映画祭は皆さんのおかげで第10回を迎えることができました。大きな節目と捉えて、スタッフ一同例年にも増して気合いが入っています。

若手映像作家さんに、下北沢という街から大きな場所に飛び立ってほしい!という強い思いがあり、毎年300作品ほどの作品応募を頂けるほどまでに成長しました。

将来の有名監督、俳優が集う「下北沢」。映画にそれほど興味がなくても、音楽が好き、ファッションが好きなら、あなたの心の琴線に触れるはず。

私たちは、皆さんに下北沢の魅力をひとつでも伝えられるように、1年間をかけて企画を練りこんできました。ぜひ、ご来場をお待ちしております!

event info

映画祭名
『第10回 下北沢映画祭』
概要
2018年10月26日(金)~10月28日(日)に北沢タウンホール他にて開催。
公式サイト
https://shimokitafilm.com/

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