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頭脳明晰な天才少女が危険なカンニングに手を染める!タイ発の衝撃的な犯罪ドラマ

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モチーフは中国で実際に起こったカンニング事件

この作品は言わばタイ版の『オーシャンズ11』。ただし狙うのは金庫ではなく、全世界共通で行われる統一大学入試のカンニング。製作国のタイはもちろんアジアから世界へとヒットが広がっていった、今とても勢いのあるカンニング映画です。

物語のヒントになったのは、中国で実際に起きた出来事。激しい受験戦争が繰り広げられている中国では、ものすごいカンニングのテクニックが横行し、多くの若者が摘発されました。彼らは消しゴムにイヤホンや受信機を取り付けて、答えを通信し合っていたそうですよ。

そしてタイもまた受験戦争が激しい国。主人公の女子高生リンは数学の天才で、生徒たちに答えを教える側になります。冒頭のカンニングテクニックは、ピアノの鍵盤を叩くリズムの違いでマークシートの選択肢を教えるという、まだまだ可愛いもの。ところが、統一大学入試で行われるカンニングは、世界各国の時差を利用したスゴすぎるもので、こんなことよく考えたな!と感心します。

『オーシャンズ11』など犯罪映画の定石である、成功しそうだけど失敗するかもしれないというドキドキがたまりませんね。

(映画ライター 清藤秀人)

女子高生リンを演じるのは映画初出演のチュティモン

この作品はとても展開が早くスピーディで、映像も編集がシャープでスタイリッシュ。37歳の新進監督ナタウット・プーンピリヤの感性と斬新なアイデアが活きていて、アジアも若い才能がたくさん生まれているなと実感しました。

注目したいのは、ヒロインの天才少女を演じたチュティモン・ジョンジャルーンスックジンです。彼女は身長187cmの9頭身というクールビューティーで、しかも手足が長いのに動きが俊敏だから、見ていてとても気持ちがいい。ちょっとマニッシュなところがあり、女性も惚れる女性ですね。

MTVに出演したリモデルを務めたことはあるけど、映画での演技は今回が初。この作品のヒットをきっかけに注目が集まっているので、日本の映画ファンもぜひ注目しておいてください。

(映画ライター 金子裕子)

movie info

作品名
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(2017年)
監督
ナタウット・プーンピリヤ
出演
チュティモン・ジョンジャルーンスックジン/チャーノン・サンティナトーンクン
公式サイト
http://maxam.jp/badgenius/
2018年9月22日(土)ロードショー

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