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悪役レスラーの父と息子の絆を描いた感動の絵本を、現役トップ選手・棚橋弘至の主演で映画化

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プロレスの魅力に触れられる感動の物語

この物語の主人公は、元々はエースだったのにケガが原因で覆面姿の悪役“ゴキブリマスク”になってしまったプロレスラー。彼はひょんなことからその正体を息子に知られてしまい反発されるのですが、そんな分かり合えない2人が絆を再確認していく感動の人間ドラマとなっています。

原作の人気絵本『パパのしごとはわるものです』『パパはわるものチャンピオン』でゴキブリマスクと戦う選手のモデルとして描かれた、新日本プロレスの現役選手・棚橋弘至が主演に抜擢されています。さらに棚橋選手以外の新日本プロレスの選手が多数参加していて、プロレス好きにはグッとくる作品と言えます。

一方の俳優陣は、木村佳乃が主人公の妻、寺田心が息子を好演しているのですが、プロレス好きな雑誌編集者に扮する仲里依紗がまたイイんです。私の知り合いにもこうしたプロレス女子がいるのですが、これまでは彼女の熱い情熱に対して実感を抱けずにいました。

でも今回、仲里依紗が演じるプロレス女子ぶりを見て「ああ、そういうことか」と初めて理解できましたよ。仲里依紗が体現しているプロレスへの情熱は、いわば同志愛のようなものなんでしょうね。

(映画ライター 山懸みどり)

棚橋弘至のプロレス愛に満ちあふれた演技

私は主演の棚橋弘至が所属する新日本プロレスにハマっていた時期があり、それこそ20年ぐらい観戦していました。悪役を務めるレスラーも人間であり、リングを降りるとそれぞれドラマがある。そうした“リングとは違う人生”というものをこの作品では描いています。

ベビーフェイスのトップを務めているという“現実”の自分に対して、この作品で棚橋選手は悪役レスラーを演じています。プロレスを好きな人が見たらそのギャップに驚き、逆にプロレスを知らない人が見たら棚橋選手は元々悪役なんじゃないかと思うほど。

棚橋選手がここまで徹底して悪役を演じられるのも、プロレスが好きだからこそ。これほど現実とフィクションが真逆のことを描いているのは、なかなかスゴイんじゃないでしょうか。

(映画館シネマスコーレ副支配人 坪井篤史)

movie info

作品名
『パパはわるものチャンピオン』(2018年)
監督
藤村享平
出演
棚橋弘至/木村佳乃
公式サイト
http://papawaru.jp/
2018年9月21日(金)ロードショー

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