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世界遺産の本栖湖で開催する『湖畔の映画祭』!立ち上げメンバーの藤井さんに聞いてみた!

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7月27日(金)~29日(日)に山梨県富士五湖・本栖湖キャンプ場にて国内インディペンデント映画を中心に野外上映される『第4回 2018 富士 湖畔の映画祭 - Fuji Motosuko 野外フィルムフェス』。世界遺産でもある本栖湖で開催される映画祭の魅力や成り立ちについて立ち上げメンバーの藤井さんにお聞きしました。

4回目の開催となりますが、今年のテーマはありますか。

今回だから特別に、といったテーマはありません。上映機会の少ないインディペンデント映画や自主映画、そしてそれらの映画を制作している人たちのことを「もっと広く知ってもらいたい!」という思いから映画祭を立ち上げました。「湖畔の映画祭」はフェス型という特殊な映画祭形式を取ることで、普段単館系の映画館にあまり足を運ばない方々へもインディペンデント映画や自主映画を届けられればと思っています。そのためにも映画関係者ではない一般の方への魅力発信も毎年意識しています。

そして今回からはより多くの作品を応募していただきたいと「コンペ部門」を開始しました。

「コンペ部門」をスタートさせたきっかけは?

今までも十分にすばらしい作品をご応募いただいているのですが、コンペ(賞)を設置することで今まで以上にインディペンデント映画、自主映画を応援できるのではないかという想いでスタートしました。

上映する映画を選ぶポイントを教えてください。

選定というのも本当におこがましいのですが、偏りがないように複数人で各映画を視聴し、各々で数値化していきます。その中で平均点や合計点の高いもの、突出して誰かの数値が高いものを基準に選定させていただいています。

「湖畔の映画祭」のコンセプトとしては、「皆さまにぜひ見ていただきたい映画」や「次の作品も見てみたいと思う映画」でしょうか。例えば、おいしいご飯屋さんを見つけたときに誰かに紹介したかったり他のメニュー食べてみたくなったりするじゃないですか(笑)?それと同じで「こんな映画があるよ!みんなぜひ見て!」や「おかわり!」と思うような作品です。

数値化の判断基準は各々にお任せしているのですが、それは「おもしろい映画」や「いい映画」というのは個人によってかなり差があると思っているからです。高級なコース料理が好きな人もいれば屋台のラーメンが大好物な人もいます。同じように映画作品の好みもそれくらい幅があり、どちらもすばらしい作品ですので、あえて各々の主観にお任せしています。

「湖畔の映画祭」を本栖湖で立ち上げられた理由は?

いち映画ファンとして、世の中にはこんなにおもしろい映画がたくさんあるのになかなか見るチャンスが少ないなと感じていました。そんな折、立ち上げメンバーの一人である内田英治監督と「上映の機会を少しでも増やすため映画祭を開催したいですね」と漠然と話していたんです。ただ、映画祭を立ち上げるにしてもかなり後発なので、せっかくなら少し変わった映画祭をしたいなと。そんなことを考えている時に本栖湖に出会いました。「この美しい自然は強みになる!」と。

同時期に、もう一人の立ち上げメンバーである本栖湖でダイビングショップを営む古屋永輔さんに幸運にも出会いました。古屋さんは本栖湖を盛り上げるためのイベントを開催していて、他にも何かおもしろいイベントが出来ないかな?と思っていたそうで意気投合。キャンプ場でフェス型映画祭を開催することで、普段はあまり映画を見る機会の少ない方も来てくれるのではないかと考えました。幅広いお客様に見ていただきたいという方向性とも合致。そんな偶然が重なり本栖湖で野外上映の映画祭を開催することになったんです。

映画祭を開催することの「魅力」「おもしろさ」「大変さ」といった点は?

魅力は、「発信できるおもしろさと出会い」でしょうか。短編映画やインディペンデント映画にはすばらしい作品もたくさんあるのに、一部の映画祭など限られた場所でしか上映されないことが多いかと思います。そんな作品を皆さんが鑑賞し、SNSに感想が書かれているのを見ると上映出来て良かったな、ととても嬉しいです。また、「映画祭で知りあって今度一緒に映画を撮ることになりました」などの声をいただくことがあり、それもとても嬉しいですね。開催して良かったなと思います。

大変さという点では世界遺産での開催ということでしょうか。いろいろな制約があります。本当はもっとこうしたいな、というところもたくさんあるのですが、なかなか実現できていません。また資金面でも完全に自費での開催なので、必要な予算が確保できておらず、その点でもいろいろと実現は出来ていません。まだまだ手作りの映画祭なので、お客様やゲストの方々にもご不便をかけている状況ではあるのですが、皆さんと共に映画祭を育てて行けたらなと思っています。

映画祭でのおすすめの楽しみ方や準備はありますか?

皆さまぜひ大勢でお越しください!本栖湖は本当に美しく、すばらしい場所です。夏休みの避暑地として最適です。大人数で来てワイワイと夏を満喫していただければと思います。普段あまり映画を見ない友人でも誘いやすい映画祭かなと思いますので、バーベキューが好きな人、キャンプが好きな人など皆さまで「お祭り」を楽しんでいただければと思います。過去にはゲストの俳優や監督もご家族で来ていただいています。

準備としては、「防寒具」「ライト」「お気に入りのイヤホン」「モバイルバッテリー」はぜひお持ちください。標高が900mと高い場所にあり、思いのほか夜は寒いです。また街灯がほとんどありませんので、キャンプ場などは暗く「ライト」があるととても便利です。そして「イヤホン」。湖畔の映画祭では世界遺産の制約のため深夜になりますとFMで音声を飛ばします。もちろん映画祭側でも準備はあるのですが、イヤホンを変えることで激的に音が良くなります。最後に「モバイルバッテリー」。キャンプ場なので電源がとりにくい状況となっておりますのでぜひお持ちください。

最近気になった映画や好きな映画を教えてください。

(あえて邦画やインディペンデント映画を外させていただきまして)最近見た中では「グレイテスト・ショーマン」が抜群に好きです。映画を作っていたり、映画祭を開催している上でいろいろと重なる部分があったり、とにかく全編においてクルものがありました。あとは子供の頃に見た「グーニーズ」。あのワクワク感は今でも忘れられません。

映画って体験だと思うんですよね。見るタイミングもすごい大事な要素である気がしていて、子供の時に見る、大人になってから見る、誰かと見る、劇場でたくさんの人と見た、広い劇場でポツンと見た、それによって全く見え方が異なっていて、そんな体験をさせてくれる映画が好きです。

『グレイテスト・ショーマン』公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/greatest-showman/

最後に、お伝えしたいことがあればお願いします。

まず、一般のお客様へ。映画祭と堅くならずに、キャンプ気分、バーベキュー気分で気楽に遊びに来てみてください。きっと素敵な体験がそこには待っております。

そして、映画関係者の皆さんへ。作品の参加の有無に関わらず、皆さんお誘いの上、遊びに来てください。監督も俳優部も技術部などのスタッフチームもみんなでキャンプを楽しみに来てください。きっと素敵な出会いがあります。映画を制作する際にお金や時間、声をかけられる技術スタッフや役者など制約があることで必ずしもイメージ通りに作品が撮れないこともあると思います。湖畔の映画祭では制作者や役者など皆さんの出会いによって、イメージに近い作品を作れるようにサロン的な役割が出来ればと思っております。その一端をお手伝いできれば幸いです。「出会いのある映画祭」、素敵な出会いがきっと皆さんを待っています。

event info

映画祭名
『第4回 2018 富士 湖畔の映画祭 - Fuji Motosuko 野外フィルムフェス』
概要
2018年7月27日(金)~29日(日)に山梨県富士五湖・本栖湖キャンプ場にて開催。
公式サイト
http://kohan-filmfest.info/